COLUMNコラム
クライアントのゴールを実現するために|ビヨンドアーチパートナーズが大事にしていること
2025.4.9
ビヨンドアーチパートナーズが大事にしていること
――ビヨンドアーチパートナーズをファイナンシャル・アドバイザーに選んでもらうために、どのようなことを大事にしていますか?
光澤:特にクライアントに評価いただいているのは以下の二つです。
- M&Aディールが始まる前の「プレディール」からアプローチ
- イレギュラー案件に対する突破力・創造力
M&Aディールが始まる前の「プレディール」からアプローチ
――まずはM&Aディールが始まる前の「プレディール」からのアプローチについて聞かせてください。
小林:弊社は、クライアントがM&Aに関して意思決定する前から伴走することを重視しています。そうすることで、クライアントの経営者と同じ目線でプロジェクトに取り組むことができると考えるためです。
樺澤:クライアントの経営者は常に市場の変化に気を配り、競合他社との競争に直面し、様々な経営課題を乗り越えるべく奔走されています。だからこそ、弊社はまずクライアントの置かれた状況や事業戦略、経営課題を理解するよう努めています。基本的なことかもしれませんが、経営者の方々の目線に近づく努力は、アドバイザーとして関わらせて頂くうえで最低限の前提であると弊社は考えています。
――具体的な業務のイメージについて聞かせてください。
小林:具体的には、通常のFA(ファイナンシャル・アドバイザリー)業務はもちろんですが、その前段として現行の中期計画や次期中期計画策定の上で注力する事業のセッティング(設定)、M&Aターゲットのリストアップやアプローチ方法の検討等を含むM&A戦略コンサルティング業務にも対応しています。取り組みにあたって、まずは経営者の話に傾聴し、経営課題やM&Aターゲットの想定、社内の状況の理解に努めています。
そのうえで私たちは、事業戦略や経営課題に対しM&Aターゲットの想定がはずれていないか、適切なM&Aターゲット企業を選定(優先度付け)できているか、M&Aを検討・実行する組織体制は盤石か、相手方に対して効果的なアプローチをされているかといった観点につきプロフェッショナルの視点で検証し、経営者と連携しながらプロジェクトがうまく進むように導いていきます。
――実際にうまく進めることができた事例はありますか。
小林:例えばあるクライアントでは、M&Aターゲットリストの優先度を見直して経営陣とM&Aチームの共通認識としていただき、持ち込み案件等の検討に終始せず優先度の高いターゲットをどのように動かしていくかの検討に注力いただけるようになりました。また別のクライアントでは、初期アプローチからうまく進捗していない潜在案件につき、相手方を動かすうえで望ましいアプローチ方法をご提案し、弊社独自のコンタクトルートを通じて相手方にコミュニケーションを図るなど、クライアントの成功のために知恵を出しはたらきかけました。
イレギュラー案件に対する突破力・創造力
――次にイレギュラー案件に対する突破力・創造力について聞かせてください。
樺澤:弊社は、イレギュラー案件にも柔軟に対応するようにしています。通常のM&Aのプロセスにはあてはまらないイレギュラー案件に対しては、相応に経験・実績のあるプロフェッショナルが対応することが望まれますし、積極的に対応できるファームは少ないのではないでしょうか。
――イレギュラー案件への対応とはどのようなイメージでしょうか。
樺澤:例えば、2023年8月に「企業買収における行動指針」が策定されてからいわゆるunsolicitedな買収提案は増えています。通常はこの行動指針に沿って粛々とプロセスを進めるアドバイザーが多いのではないかと思いますが、例えば買収提案を受けた上場企業がその買収を望まない場合、指針に従って粛々と手続きを進めることは、クライアントが実現したいこととは異なるのではないでしょうか。
クライアントの企業価値向上に資する方法であれば、実現ハードルが高いとしても、経営者の方の意思や意向に耳を傾け、いかに実現するか知恵を絞り実現に向けて可能な限りサポートしていく。このような突破力・創造力をクライアントには評価いただいているのではないかと自負しております。
クライアントの長期的なパートナーとなることを目指して
――業務範囲について特色はありますか。
小林:例えば、経営方針としてM&Aを積極的に検討・実行したいが、社内のリソースを潤沢に持たれていないクライアントに対しては、クライアントのM&AチームのメンバーとしてM&A探索、検討を推進するマネジメント・サポート業務を提供しています。クライアントの組織としてのM&A実行力が向上すれば、弊社としても一つのM&A案件で終わらず長い関係性を続けていけるのではと考えているためです。他にもM&Aではないがマイノリティの資本業務提携や、大株主との関係調整、それに代わる新たな株主を探す資本政策アドバイスなど、弊社メンバーの実績やナレッジを活かしてクライアントの課題に合わせた様々なご支援をさせて頂いております。
――ビヨンドアーチパートナーズがクライアントの経営課題に真剣に向き合っているということが良くわかりました。
光澤:クライアントと長期的な「パートナー」であり続けるために、常識にとらわれずクライアントの実現したいゴールに向けて挑戦します。他社がしないこと、できないことをすることが、私たちの存在意義(Beyond)だと考えています。